今年の京都はNHK大河ドラマの「光る君」ブームで、源氏物語に想いを寄せる方が多い様です。
光源氏を取り巻く多くの女性の中で、どなたがあなたの心に残っているでしょうか?
わたしは断然、末摘花です。
不遇な境遇で慎ましい暮らしを送りながら、気高い心を持つ高貴な出のお姫様・・・・と言うと、ありきたりなのですが、源氏物語の中では異彩を放っております!
まずは、容姿と衣装についてです。
この時代のあまりおうとつがない、ふっくらした顔立ちではなく、面長で高そうな鼻に特徴があります。
色褪せた古くなったものですが、いつも正装をしており、寒い日にはロシアンセーブルの毛皮も羽織ります。
これは、ひょっとして現代ではエキゾチックなものすごい美人かもしれません。
ちなみに末摘花とは、鼻の先が紅花のように赤いことから名付けられましたが、寒い日は誰しも鼻が赤くなりますよね!鼻が高いため目立ったのでしょうか。
しかし、そんな末摘花になぜ、光る君が惹かれたのでしょうか?
私は、ずばり末摘花から漂う「香り」だと思います。
和歌を詠み、衣装の色の重ねた様、そして香りが雅(みやび)の三拍子と言われていますが、残念ながら末摘花は香りだけが突出して良かったようです。(後の2つは残念な様子)
平安時代では、現代と違い直接顔を合わせて話すことができないため、文や香りなどがその人となりを示す大きなヒントでしたが、おっとりとして一途な性格と香りが源氏を引き寄せた魅力だったと思います。
代々、末摘花の家伝で大事に守られてきた名香「えび香」
文献で読むと、沈香、丁子、ウコン、カッコウ、麝香、その他栴檀(せんだん)の葉や樹皮を利用して、調合していた香のようです。
このお香は、それぞれアロマの香りでも当てはまります。
源氏物語をテーマにしたロールオンアロマ作りで、平安時代に想いを馳せましょう♪平安時代に想いを馳せる一日を過ごされませんか?
京都癒しの旅さんとのコラボ「京都香りの旅」第5弾!でスペシャルなひとときを!
七代目小川治兵衛が作庭した名勝庭園。
平安京千年の造園技法の粋が結集した神苑は、訪れる人を平安へいざなってくれます。
今回、決して立ち入ることのできない神域にご神職様がご案内くださります。
庭園では、万葉の草花たちがひっそり、雅にあなたをお待ちしております。
万葉や平安の植物好きの安井がご案内しますので、どうぞお楽しみに♬
まるで、龍の背に乗っているような気分になる池の上の飛び石もすてきな神苑の散歩道です。
平安神宮、神苑で植物の香りや、源氏物語の世界に浸ってください。
今、感じたこと、今日の思い出が、午後からの講座のアロマオイル作りにきっと役に立つことでしょう。
ランチは京町家で仕出しのお弁当をお楽しみいただけます。
ご参加お待ちしております。
【日 時】 2024年11月20日(水) 9:30~15:30
【集合場所】京都駅
【参加費】27,500円(神苑入園料、平安神宮御垣内参拝料、町家使用料、レッスン代、アロマ材料費、昼食代、企画手配料、添乗代、諸経費含む)
(*交通費は、各自お支払いください。)